国内最大出力の60kW開先ファイバーレーザ切断機を参考出展 板厚50mmの開先切断と高速切断を実演

2026年10月02日
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国内最大出力※1の60kW開先ファイバーレーザ切断機を参考出展
板厚50mmの開先切断と高速切断を実演



 日酸TANAKA株式会社は、2026年9月16日から19日まで東京ビッグサイトで開催された「2026国際ウェルディングショー」において、国内最大出力となる60kWの開先ファイバーレーザ切断機「FMZⅢ-60000」を参考出展しました。
会場では、板厚50mmの軟鋼(SS400)に対する裏開先やY開先など複数の開先切断に加え、板厚32㎜のジンク材を毎分4,300mmで切断する高速加工を実演しました。
60kWの高出力により、従来の20kW機と比べて厚板の高速切断性能と切断可能板厚が大幅に向上し、多くの来場者から注目を集めました。






「FMZⅢ-60000」切断実演の様子



60kW化により切断性能が大幅に向上

 

「FMZⅢ-60000」は、当社の開先ファイバーレーザ切断機「FMZⅢ」に、出力60kWのファイバーレーザ発振器を搭載した参考出展機です。
60kWの高出力により、厚板領域での切断速度と切断可能板厚が大幅に向上しました。



20kW機との性能比較

項目 20kW機 60kW機
毎分6,000mmで加工可能な板厚
(MIXガス切断)
12mm 25mm
切断可能板厚(酸素切断) 40mm 100mm

また、アシストガスに酸素と窒素を混合した『MIXガス』を適用した板厚32mmのジンク材切断では、プラズマ切断の4倍以上となる毎分4,300mmの切断速度を実現しました。
※数値は当社試験による参考値です。材質、切断品質、アシストガスなどの加工条件により異なります。

展示会で厚板開先切断を実演

実演では、60kWの高出力と「FMZⅢ」の開先切断性能を活かし、厚板加工を中心とした各種切断加工を披露しました。

「FMZⅢ-60000」切断実演内容

材質 板厚 アシストガス 加工内容
SS400 50mm 酸素 裏開先45度切断、垂直切断、
表45度Y開先切断、表開先30度切断
ジンク材 28mm MIXガス 表開先30度切断、表開先25度切断、
表開先30度から垂直への度替え切断、表開先20度切断、垂直切断
ジンク材 32mm MIXガス 垂直切断


 

SS400 板厚 50mm の開先切断サンプル


SS400 板厚 50mm の切断では、裏開先やY開先、表開先など複数の加工パターンを実演し、60kWによる厚板開先加工性能を披露しました。
また、ジンク材を用いた実演では、高速切断や度替え切断など多様な加工を披露しました。
さらに、加工内容に応じてノズルを自動交換するノズルチェンジャ―の動作も紹介し、自動化による省力化効果を提案しました。

当社は今回の参考出展を通じて、高出力レーザによる厚板加工の新たな可能性を提案しました。
今後もさらなる切断性能の向上や自動化技術の開発に取り組み、造船業界をはじめ、開先切断を必要とするさまざまなお客様のニーズに応える切断技術の提供を目指してまいります。


※1 国内で販売されている開先ファイバーレーザ切断機において最大出力。当社調べ(2026年9月時点)。


【本件に関するお問い合わせ先】
日酸TANAKA株式会社

FA 事業部 国内営業部

049-258-4412